「私は左脳派だから、感覚とか感性とかが苦手で・・・」
「私は右脳派だから、論理的なことは苦手で・・・」
左脳派は、言葉、数字、理性が優位、論理的タイプ。
右脳派は、クリエイティブ、感性が優位、芸術家タイプ。
などと、かつては利き脳の話題で盛り上がりましたね。
しかし!
脳科学の分野では、
「利き脳というのはない」というのが見解。
90%以上の人が、言語活動を司る部位(言語野)が左にある以外に根拠はなく、しかも、ほぼ均等に両側を使っているということも分かってきているそうです。
左脳と右脳は連携して働いており、この二つを分離すると大きなダメージを受けます。
分離したそれぞれの脳がそれぞれに独立した動きをするので、とてもチグハグな行動を取ってしまうことになります。
例えば、左手では、ズボンを上げようとしているのに、右手では下げようするなどの行動が出てしまう、など。
左右の脳は関連しながら、それぞれの機能を持ち、二つが統合されて役割を果たすことが分かっています。
どちらかに偏った「利き脳」というのはない。
「私は左脳派だから・・・」とか「私は右脳派だから・・・」というのは、何の根拠もないことですので、これもまた何かの言い訳にはもう使えませんね^^