欲求不満に陥ると、人はイライラしたり不安になるなど、不快な情緒的緊張が持続します。
このような状態を解消し適応を持続する為に取る行動を適応の機制と言い、半ば無意識的に行われるものとされています。
その適応の機制を一つずつシリーズで示していきたいと思います。
今回は、10個目。
防衛機制-置き換え
ある対象に向けられた欲求や衝動が満たされないと、対象を他のものに置き換え、最初の対象からの攻撃を防いだり、不安や罪悪感、欲求不満などを解消しようとする防衛反応。
前回の「昇華」も置き換えの一つ。
例えば、親に対して抱いている敵意や憎悪などが、外界の人間関係に向けられるなど。
また、爪かみ、指しゃぶりなどの症状は、抑圧された欲求や衝動の対象が置き換えられて行われる代理行動であるとされています。
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