「脳は全体の10%しか使われていない」は都市伝説

「脳は全体の10%しか使われていない」

「だから、残り90%を活用することができるようになると未知の領域である才能や能力が開花するに違いない」

っという、まるで人間がスーパーサイヤ人にでも変身できるかのような推論が世の中に言われて来ましたがっ!

近年の研究によると、これは全くの都市伝説であるということが分かってきました。

どういうことかと言いますと。

 

脳にある千数百億個の神経細胞のうち、特定の神経細胞が100億個しか使われていないということもなく、活動部位が常に10%だということもないそうです。

一日を通してみると、脳はすでに全体的が使われていることが分かっているらしく、特に考え事や活動をしていないときでも、神経細胞は活発に活動しているそうです。

「自分はまだまだ本気じゃないだけだ!まだ使っていない脳を活性化させたら・・・」

なんていう「結果を出さない、動かないための言い訳」も、もう使えなくなりますね(笑)

未知の領域を活性化させることに専念するのではなく、今できることを必死でやり、既に持っている可能性を拡大していく方が良いということでしょう。

さて、今できることの何をやっていきましょう!?!?

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もしかしてアウェイ?話の輪の中に入れていないと感じた時にすると良いこと

数人で会話をしていると、「話の輪の中に入れていない」「アウェイだ・・」などと感じる時があります。

何だか自分のノリがいまいち。だけど他の皆は和気あいあいと楽しそう・・・。

こういう時、ちょっとした疎外感を感じ、話の輪に入れない自分が悪いのではないか?と感じることがあります。

その思いを払拭したいがために、無理やり話の輪の中に入ろうとして、たいして興味もない話なのに一生懸命に話を合わそうとしてしまいます。

そして、家に帰るとグッタリ。ストレスで疲労感たっぷり。

挙句の果てには「自分はコミュニケーション能力が低い人間だ」のレッテルを自分で自分に貼ってしまう。

こういうことを繰り返していると、人はどうなるか?
深い検証などは必要なく、一目瞭然ですよね。

こういうコミュニケーションの場に立ち会ったとき、どうすることがベストか?

 

どうしても会話の輪に入って行けない時、興味が持てない話が繰り広げられていて強い苦痛を感じる時など、無理やりその場に留まるよりも、そこからさっさと退散することを選択した方が心理的には良いとされています。

上手な理由を作って、すぐにその場を立ち去る選択もあるのだという事を心の中に準備しておくといいと思います。

会話で仲間外れにされた時の心理的な影響を調べた実験があります。

3人一組になり、10分間自由に会話をさせました。

でも実はその3人の内2人は仕掛人で、本当の被験者の1人をわざと会話の輪の中に入れないようにするというものでした。

そして10分が終了した後、会話の輪に入れなかった人に、内向性か外向性かを測定するテストを行ったところ、何と51%が「私は内気な性格だ」と答え、マイナスとして捉えたそうです。

たった10分程度とは言え、会話に入れないという状態がいかにストレスになり、自己否定へと繋がるのかということを物語っていると思います。

話が合わない集団の中に身を置き、無理やり周りに合わせようとしてストレスを溜めるより、楽しく自分らしく会話ができる場所を見つけて、会話を自分のプラスにした方が得策ですよね。

より良い生活をしていく上で、普段の会話はとても大切。
質の高いものにして、満足感を得たいものです。

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