フラストレーションへの反応<13>【防衛機制-退行】

欲求不満に陥ると、人はイライラしたり不安になるなど、不快な情緒的緊張が持続します。

このような状態を解消し適応を持続する為に取る行動を適応の機制と言い、半ば無意識的に行われるものとされています。

その適応の機制を一つずつシリーズで示していきたいと思います。

今回は、十三個目。

防衛機制-退行

退行的反応
現在の発達段階に応じた適応ではなく、より未熟な発達段階に後戻りし、それに応じた安易な適応をすることで不安を解消、欲求の満足を得ようとすること。

例えば、親の愛情を独占していた幼児が、弟妹の誕生により愛情を奪われたと感じ、再びオネショをしたり、急にわからずやになったり、聞き分けが悪くなったりするのがこれ。

親の愛情を確認し手に入れたい欲求を満たそうとして起こる、一例ですね。

退行反応には、神経症や精神的病のレベルに至るものから、一時的、部分的なものまであります。

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フラストレーションへの反応<11>【防衛機制-摂取(取りいれ)】

欲求不満に陥ると、人はイライラしたり不安になるなど、不快な情緒的緊張が持続します。

このような状態を解消し適応を持続する為に取る行動を適応の機制と言い、半ば無意識的に行われるものとされています。

その適応の機制を一つずつシリーズで示していきたいと思います。

今回は、11個目。

防衛機制-摂取(取りいれ)
同一視のもとになる心理過程です。
外界の対象や特質を無意識的に自分の中に取り入れる防衛機制。

周囲から拒否、孤立するのを防ぐために、周囲に合わせた行動、周囲が望む行動などをすることで不安を解消しようとします。

特定の人を対象にしたり特質を取り入れる時、同一視といいます。

日本特有でしょうか?
一歩社会に出ると「協調性」を求められることが多く、「人と違う」や「一人行動」は「ダメなこと」という価値観が自分を不安にさせてしまう場合もありますね。

ゆえに、無理してどこかのコミュニティに所属し同調することで安心感や自分の存在感を得ようとする動きに出てしまいがち。

でも、本当は「自立的・自律的」な生き方をする方が何倍も人生は豊かになるものです。

「孤独」ではなく「孤高」に生きる。

これが実現できると、自分にとって無意味なグループに所属し、余計な神経をすり減らす必要もありませんよ^^

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